はじめまして、管理栄養士の橋本沙也加です。
病院の栄養部で10年間、生活習慣病予防のための栄養指導をしてきました。
独立後は2児の母として毎日を過ごしていますが、正直なところ「今日は野菜が全然足りていない」と感じる日が少なくありません。
そこで今回は、私たちの野菜不足が実際どれくらい深刻なのかを数字で確認し、大麦若葉の成分がその不足分をどう補えるのかを整理してみました。
日本人の野菜摂取量、実は「あと70g」足りていない
野菜不足というと、なんとなくの感覚で語られがちです。
まずは公的なデータで実態を数字にしてみます。
厚生労働省が公表した「令和5年国民健康・栄養調査結果」によると、20歳以上の野菜摂取量の平均値は256.0gでした。
男性は直近10年間で有意に減少し、女性も平成27年以降有意に減少し続けているという結果が出ています。
一方で、生活習慣病予防のために厚生労働省が掲げる目標値は「1日350g以上」です。
厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトによると、令和元年の調査時点で男性は約290g、女性は約270gにとどまっており、「あと70gの野菜摂取が必要」と指摘されています。
70gと言われてもピンと来ない方もいると思います。
同プロジェクトの資料では、350gという目標値は「お浸しやサラダなどの副菜5〜6皿分」に相当するとされています。
毎食プラス1〜2皿の野菜料理が必要というのが、私たちの現実だということです。
大麦若葉にはどんな成分が含まれているのか
野菜を毎食1〜2皿増やすのが理想ですが、忙しい日々の中では現実的に難しい日もあります。
そこで選択肢に入ってくるのが、大麦若葉を使った青汁のような加工食品です。
大麦若葉には、主に以下の栄養素が含まれています。
- 食物繊維:腸内環境を整える働きが期待される成分
- 鉄:不足すると貧血や倦怠感につながりやすい成分
- カルシウム:骨の健康維持に欠かせないミネラル
- 葉酸:妊娠を考える女性にとって特に重要とされる栄養素
- ビタミンE:抗酸化作用が期待されるビタミン
- ビタミンB2:エネルギー代謝を支えるビタミン
野菜不足を感じたときにこれらの栄養素をまとめて摂れるというのは、忙しい人にとって心強い選択肢だと感じています。
数字で見る大麦若葉の栄養価
栄養素の名前を並べられても、実感が湧きにくいという方も多いはずです。
私が普段クライアントに説明するときは「身近な食材何個分か」という単位に置き換えるようにしています。
例えば、大麦若葉の成分をこうした身近な食材との比較でわかりやすくまとめているのが大麦若葉の成分について詳しく解説されているコラムです。
食物繊維がほうれん草何株分に相当するか、鉄分がどの食材と同程度かといった形で紹介されており、栄養成分を数字として捉え直すヒントになります。
こうした比較の仕方は、患者さんや読者に栄養価を実感してもらう上でも参考になる視点だと感じます。
毎日どう取り入れるか、続けやすさが鍵
栄養価が高くても、続けられなければ意味がありません。
私が指導の中で大切にしているのは、次の3点です。
- 味や香りに抵抗がないか、まず少量で試してみる
- 水や牛乳、スムージーなど自分に合った飲み方を見つける
- 毎日決まったタイミングに組み込み、習慣化する
子どもの野菜嫌いに悩む親御さんや、鉄分・葉酸を意識したい女性にとっても、こうした加工食品はあくまで食事を補う位置づけとして活用するのが望ましいと考えています。
主食・主菜・副菜のバランスを整えることが基本であり、青汁のような食品はその不足分を補う手段の一つだということを忘れないようにしたいところです。
まとめ
日本人の野菜摂取量は、目標値である350gに対して平均70gほど不足しているのが現状です。
数字にしてみると、その差は想像以上に大きく感じられたのではないでしょうか。
大麦若葉に含まれる食物繊維や鉄、カルシウム、葉酸などの成分は、こうした不足分を補う一つの手段になり得ます。
まずは今日の食事を振り返り、無理なく続けられる方法を探してみてください。



