「うちの子、全然野菜を食べてくれない」
お菓子教室を主宰している三谷楓です。4歳の息子がいるのですが、食卓に緑の野菜を出すたびに「いらない」の一言。同じ悩みを抱えている方、多いのではないかと思います。
私がたどり着いた方法のひとつが、おやつに青汁粉末を混ぜること。パティシエ時代の経験を活かしてシフォンケーキや蒸しパンに入れてみたところ、息子は「抹茶のケーキだ!」と大喜びで完食しました。青汁だとは気づいていません。
今回は、子どものおやつに青汁を取り入れるメリットと、押さえておきたい注意点をお伝えします。
目次
おやつは「楽しみ」だけじゃない
幼児期の子どもは胃が小さく、消化吸収の力もまだ発達の途中です。1日3回の食事だけでは必要なエネルギーや栄養を摂りきれません。おやつには、食事で足りない分を補う「補食」の役割があります。
厚生労働省のe-ヘルスネットでも、子どもの間食は不足する栄養素を補う機会として紹介されています。
ところが現実には、市販のお菓子は糖質と脂質が中心。ビタミンやミネラルはほとんど含まれていません。「せっかく食べるなら栄養のあるおやつにしたい」と考えるのは、親として自然なことです。
青汁をおやつに使うメリット
野菜不足の底上げになる
農林水産省の「野菜を食べようプロジェクト」によると、大人でも1日の野菜摂取量は目標の350gに届いていません。子どもならなおさらです。
青汁には食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれているので、おやつに混ぜるだけで不足しがちな栄養素を底上げできます。野菜そのものの代わりにはなりませんが、「ゼロよりずっといい」というのが私の実感です。
お菓子に混ぜると青汁の味が気にならない
大麦若葉の粉末は、風味が抹茶に近いのが特徴です。シフォンケーキやパンケーキに混ぜ込むと、ほぼ「抹茶味のお菓子」に仕上がります。
私のおすすめは青汁シフォンケーキ。ふわふわの食感に青汁の風味がほんのり香って、大人が食べてもおいしい。日本薬健のサイトに青汁シフォンケーキの詳しい作り方やアレンジレシピがまとめられていて、牛乳・米粉・てんさい糖への置き換え方法も載っているので参考になります。
加熱しても栄養は残る
「焼いたら栄養が壊れるのでは?」と聞かれることがありますが、粉末の青汁は製造時に加熱処理済み。食物繊維やミネラル、ビタミンA・Eなどは熱に強く、焼き菓子に入れても十分に摂取できます。
ビタミンCやB1は熱に弱い性質がありますが、目的は「おやつに少しでも野菜の栄養をプラスすること」。完璧を目指すより、続けられることの方が大事です。
知っておきたい注意点
メリットがある一方で、いくつか気をつけたいこともあります。
- 青汁はあくまで補助食品。野菜と同じ栄養バランスを補えるわけではないので、食事での野菜摂取は引き続き意識する
- 子どもは消化器官が未熟なため、製品に記載されている1日の目安量を必ず守る。初めて与えるときは少量から
- 抹茶や緑茶成分入りの青汁にはカフェインが含まれる。子どもには大麦若葉100%などカフェインゼロの製品を選ぶ
特に3つ目は見落としやすいポイント。パッケージの原材料表示を確認する習慣をつけておくと安心です。
まとめ
野菜を食べてくれない子どもに悩む親にとって、おやつに青汁を取り入れるのは手軽で現実的な方法です。シフォンケーキや蒸しパンに混ぜてしまえば、子どもは「抹茶のお菓子」として喜んで食べてくれます。
ただし青汁はあくまで補助。量を守ること、カフェインフリーの製品を選ぶこと、食事での野菜摂取をやめないこと。この3つを押さえておけば、親子で楽しめる栄養おやつの幅がぐっと広がります。
まずは手元にある青汁粉末を、いつものお菓子に少し混ぜてみるところから始めてみてください。



